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アフターピル

アフターピルとは

アフターピルとは注意深く避妊していても、ピルの飲み忘れやコンドームのトラブルといった予期せぬ事態は起こり得ます。このような緊急時の妊娠予防として使われるのがアフターピル(緊急避妊薬)です。
アフターピルは、妊娠リスクのある性的接触の後に飲むことで、妊娠確率を著しく減らす効果があります。どれだけ慎重でも避妊トラブルは発生する可能性があります。そうした状況では落ち着いて行動し、可能な限り速やかに医療施設を訪れて正しく服用することが大切です。

このような方はご相談ください

  • コンドームが破れていた、外れていた
  • コンドームが膣内に残った
  • 避妊具を途中で外してしまった
  • 膣外射精だが避妊具無しで性行為をした
  • 低用量ピルを飲み忘れていた

アフターピルの飲み方と成功率

日常的に使う避妊薬とは性質が異なり、避妊措置を取らなかった性的接触から72時間以内に正確に飲めば98%という高い避妊率が見込めます。飲むのが早ければ早いほど効果は高まるため、可能なら24時間以内が望ましいとされています。72時間の壁を越えると効果は急速に弱まります。

最も一般的に処方される「レボノルゲストレル(ノルレボ)」の場合、時間と効果の関係は以下の通りです。

  • 24時間以内の服用:95%
  • 72時間以内の服用:85%

このデータが示すように、服用が遅れるほど妊娠を防ぐ力は弱まります。避妊の失敗に気づいた時点で、迅速に当院を訪れて服用することが極めて重要です。

アフターピルはどこで買える?

アフターピルは医師による診察と処方箋が不可欠な“処方薬"に分類されます。従って婦人科クリニック、レディース専門医療機関、オンライン医療相談を通じて入手するのが適切な方法です。これらは厚生労働省により認められた、安全性が担保された正規ルートとなります。

2023年11月から一部薬局での販売が始まりましたが、限定的な試験販売であり、対象条件が厳格に設定されているため、緊急性の高い状況での利用は現実的ではありません。

アフターピルの種類と効果

レボノルゲストレル(ノルレボ)

現在最も広く処方されているのが「ノルレボ」というアフターピルです。有効成分として黄体ホルモンの一種である「レボノルゲストレル(プロゲステロン)」を含んでいます。

このノルレボは受精そのものを阻止する作用と、仮に受精が起きても子宮内膜への着床を妨げる作用により、妊娠を防ぎます。性的接触から72時間以内の服用が必須で、85%の妊娠阻止効果を持ちます。24時間以内ならさらに高い効果が得られるため、トラブルに気づいたら即座に受診することが推奨されます。

日本国内で正式に承認されている唯一の緊急避妊薬であり、受精の成立を妨げる機能と受精卵の着床を阻む機能によって避妊します。リスクのある性的接触から24時間以内なら最も高い効果が望めます。ただし48〜72時間以内でも約半数に効果があるため、時間が経過していても早めの服用が妊娠回避につながります。

ヤッペ法

ノルレボの承認以前に日本で主流だった方法が「ヤッペ法」です。性的接触から72時間以内に中用量ピルを2錠飲み、12時間後にさらに2錠を追加服用します。これにより子宮内膜を変化させて妊娠を阻止します。大量のホルモン剤を使う方法ですが、ノルレボより妊娠阻止率が劣り、強い吐き気などの副作用があるため、現在はほぼ使われていません。

24時間以内なら妊娠率は3%程度とされますが、排卵日付近の性交では妊娠率が2倍になること、激しい吐き気や嘔吐が高頻度で起こることから、現在は選択されることがまれです。みどりレディースクリニックでも、ヤッペ法による緊急避妊は提供しておりませんのでご了承ください。

ウリプリスタール

性行為の5日後(120時間後)まで避妊効果を発揮するアフターピルです。排卵の抑止、子宮内膜増殖の阻害、子宮頸管粘液を増やして精子の通過を困難にする、これら複数の作用で妊娠を防ぎます。

最新世代の緊急避妊薬で、「ウリプリスタール酢酸エステル」が主成分です。国内未承認ですが安全性は高いとされ、リスクある性交から120時間以内の服用で効果を得られるのが最大の利点です。72時間を過ぎてノルレボが使えない場合でも、120時間以内なら対応できます。加えてノルレボを上回る避妊効果があるとされており、副作用も少ないという大きな利点があります。

アフターピルの副作用

服用後に以下のような症状が出現する可能性があります。

吐き気

吐き気を感じても、実際に嘔吐するケースは1%を下回ります。

出血

予定されている月経より前に、わずかな出血が起こることがあります。

乳房の張り・倦怠感・傾眠・胃腸障害

これらの症状はいずれも通常は軽いレベルにとどまります。

肌荒れ

含まれるホルモン量が多いことから、肌トラブルが生じる場合があります。

アフターピル服用時の注意点

服用後2時間以内に吐いてしまった場合は追加で飲む必要があります。次回の月経が来るまでの性交では妊娠リスクがあります。コンドーム等での避妊を行ってください。緊急避妊薬の服用後に再度避妊なしの性行為があった場合、その性行為から72時間以内に再び緊急避妊薬を飲むことで妊娠リスクを下げられます。

次回月経まで避妊を継続するのが困難な場合、アフターピル服用翌日から低用量ピルの服用開始が推奨されます。

当院で処方可能なアフターピルと費用

種類 費用
ヤッペ法 ○○円
レボノルゲストレル ○○円
ウリプリスタール ○○円

※保険適応されないため全額自己負担です。
※別途診察料○○円がかかります。